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私、私たちもゴルノフだ
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ロシアのインターネットメディアに所属するゴルノフ記者が
一時拘束された。
同氏はモスクワ市や警察の腐敗、特に葬儀やごみ処理に絡む
汚職を暴いてきた。
ゴルノフ氏の拘束に対し、メディア関係者らは「弾圧が目
的だ」と反発の声をあげた。
中央3紙は1面に「私、私たちもゴルノフだ」と大見出しを
掲げ、連帯を表明した。
ロシアのマスコミでは前例のない勇気ある行動である。
プーチン政権は、主要テレビ局をはじめとするメディアの統
制を推し進めてきた。
プーチン氏が大統領に就いた2000年以降、ロシアでは
30人近い記者が殺害されており、大半が未解決だ。
人々は、麻薬を仕込んで容疑を捏造(ねつぞう)した警察の
手口にも怒りの声を上げた。
権力に対する監視が弱いために治安機関が腐敗し、その専横
ぶりは市民生活や企業の活動をも脅かしているのだ。
プーチン氏は、経済成長を約束して強権統治を正当化する開
発独裁型の政権運営を続けてきた。
しかし、14年のクリミア併合後は、体制の硬直化に米欧の
対露制裁が重なり、経済の低迷が深刻だ。
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